今回のフレーズは「Leap to conclusions」です。
「Leap to conclusions」は、直訳すると「結論に飛びつく」となりますが、実際には「結論を急ぐ」「早合点する」という意味になります。
このフレーズは、十分な情報や証拠がないままに、急いで結論を出してしまうことを表現する際に使われます。
例えば、友達が初めて会った人の性格についてすぐに判断しようとしたときに、「Don’t leap to conclusions about him.(彼について早合点しないで)」と言うことができます。また、ある状況を見ただけで全体を判断しようとする場合に、「Before you leap to conclusions, let’s look at all the facts.(結論を急ぐ前に、すべての事実を見てみよう)」と言うこともできます。
「Leap to conclusions」の起源は、結論まで跳び越える(leap)というイメージに由来しています。類似のフレーズ「jump to conclusions」とは同じ意味と語源を持ちます。どちらも、18世紀頃から使われ始め、性急に判断を下すことに対する警告として使われるようになりました。使用頻度に関しては、Google Ngram Viewerによれば、「Leap to conclusions」より「Jump to conclusions」のほうがより一般的に使われているようです。
まとめると、「Leap to conclusions」は、文字通り「結論に飛びつく」という意味ではなく、十分な情報や証拠がないままに急いで結論を出すことを指します。このフレーズを使うことで、性急な判断を避け、慎重に考えることの重要性を表現することができます。
この「Leap to conclusions」を使って、急いで結論を出さないように注意する場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
結論に飛びつく。結論を急ぐ。早合点する。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。