日本語の「悔しさ」は、とても感情的で繊細な言葉ですよね。うまくいかなかったときのくやしい気持ち、あと少しで届かなかったときのじれったさ、そして自分への歯がゆさ。英語では、いくつかの表現を組み合わせることで、近い感情を伝えることができます。
まず、最も一般的なのは「frustrated」や「frustration」です。「I’m so frustrated(本当に悔しい)」と言えば、努力したのにうまくいかないもどかしさを表せます。「frustration」は名詞形で、外的な要因に邪魔されて、思うようにいかないときの「悔しさ」を表します。
次に、「disappointed(がっかりした)」もよく使われますが、これは少し静かな「悔しさ」です。「I’m disappointed with myself(自分にがっかりしている)」と言うと、自分の力不足への悔しさを表現できます。
もう少し強い感情を出したいときは、「It really bothers me(本当に引っかかる)」「I can’t get over it(まだ納得できない)」などが自然です。直接「悔しい」と言わずに、心の中に残るモヤモヤを伝える言い方です。スポーツの場面などでは「I’m upset we lost(負けて悔しい)」のように「upset」もよく使われます。
また、結果を振り返って「悔しさが次の力になる」と言いたいときには、「I’ll use this frustration as motivation(この悔しさをやる気に変える)」という表現が英語らしいです。英語では感情をため込むより、次につなげる姿勢を表す言い回しが好まれます。
つまり、「悔しさ」は英語では「frustration」「disappointment」「upset」など、状況や心の向きによって言い分けます。それぞれの場面や状況に応じて、適した単語を選んでください。
