「買い物」は英語で基本的に「shopping」と言います。とても身近な言葉ですが、英語では場面によって少しずつ使い方が違います。
まず、「買い物に行く」は「go shopping」。たとえば「I went shopping yesterday(昨日買い物に行った)」や「Let’s go shopping!(買い物に行こう!)」のように使います。このとき「shopping」は動名詞の形で、「買い物をする」という行為そのものを指しています。
ただし、「何を買うか」を強調したいときは「go shopping for~」と表現します。「I went shopping for shoes(靴を買いに行った)」のように、目的の品物を後ろにつけると自然です。
一方、食料品など日常の買い物は「grocery shopping」と言います。「I do the grocery shopping every Sunday(毎週日曜日に食料の買い物をする)」のように、家事の一部としての買い物を表すときによく使われます。
また、名詞として使うと「a shopping bag(買い物袋)」「a shopping mall(ショッピングモール)」のように、複合語の形でも頻繁に登場します。最近ではオンラインでの買い物も一般的になり、「online shopping」という言葉がすっかり定着しましたね。
興味深いのは、「window shopping」という表現です。これは「ウィンドウショッピング」という日本語としても知られていますが、英語でも同じく「見るだけで買わない買い物」を意味します。
つまり、「shopping」という言葉は単に「物を買う」だけでなく、「どんな目的で・どんな方法で買い物をするか」によってさまざまに使い分けられます。買い物という行為が生活の一部として根付いているからこそ、英語でも豊かな表現が生まれているのかもしれませんね。
