相手を否定する場合、言い方によっては相手を傷つけてしまうかもしれません。スペイン語にも「やんわり」と表現する方法があるので、状況に応じて使い分けたいですね。今回はスペイン語で「否定する」10のフレーズをご紹介します。
No es eso そうではありません
発音 ノ ノ エス エソ
和訳 いいえ、そうではありません。
一般的な否定の表現です。esoは「それ」を意味する代名詞で、どんな場面でも幅広く使える表現です。英語の「It’s not that.」にあたります。
No es así そんなんじゃないよ
発音 ノ エス アシ
和訳 そんなんじゃないよ。
やんわりとした否定です。asíは「そのような」意味する副詞です。英語の「It’s not like that」にあたる表現です。
No es cierto それは違うよ
発音 ノ エス シエルト
和訳 それは違うよ。
しっかりとした否定です。ciertoは「確実な、確信した」を意味する形容詞です。英語の「It’s not true」にあたる表現です。
「No es …」を使ったこれらのフレーズは言いやすいので便利です。
Eso está mal それは間違っている
発音 エソ エスタ マル
和訳 それは間違っている。
ストレートな否定です。malは「悪い、悪、悪事」などの意味でも使われるので、きつい言い方になります。英語の「That’s wrong」にあたる表現です。
「estar+mal」には「体調が悪い」という意味もあります。
Eso no está bien それは良くないね
発音 エソ ノ エスタ ビエン
和訳 それは良くないね。
やわらかい表現です。「悪い」というよりかは「良くないよ」というニュアンスです。英語の「that’s not right」にあたる表現です。
Estás equivocado 君は間違っている
発音 エスタス エキボカド
和訳 君は間違っている。
相手を否定する言い方です。quivocadoは動詞equivocar(間違える)の過去分詞です。相手を直接否定するので、ストレートな言い方です。equivocarを使った例文には以下のような例もあります。
- Te equivocas.
君は間違っている。 - Esta equivocado.
あなたは間違っています。 - Eso está equivocado.
それは違います。
Creo que no 私はそう思わない
発音 クレオ ケ ノ
和訳 私はそう思いません。
良く使う表現です。creo動詞creer(信じる、だと思う)の1人称です。「Creo+que+…」の組み合わせで「私は…だと思う」になります。今回は「…」にNOを入れて「私はNOだと思う」つまり「私はそう思わない」になります。
No estoy de acuerdo 同意できません
発音 ノ エストイ デ アクエルド
和訳 同意できません。
こちらも良く使う表現です。acuerdoは「一致、協定、調和」を意味する名詞で、de acuertoは「了解、オッケー」という熟語になります。今回は否定形なので「賛成できない、同意できない」という意味になります。英語の「I don’t agree」にあたる表現です。
Eso no puede ser そんなはずはない
発音 エソ ノ プエド セル
和訳 そんなはずはないよ。
驚きを含んだ表現です。puede serは「そうかもね、あり得る」という意味で、良く使われる表現です。今回はnoをつけて否定形にしているので、「そんなはずはない、そんなまさか」という意味になります。英語の「That can’t be」にあたる表現です。
No tienes razón 君は正しくない。
発音 ノ ティエネス ラソン
和訳 君は正しくない。
相手の意見を否定する表現です。razónは「理性、道理、論拠、理由」を意味する名詞です。直訳すると「君は道理を持っていない」という意味になります。
「Tener razón」の組み合わせで「正しい、その通り」という意味になります。冒頭にnoをつけて否定形にすると、「君は正しくない」という意味になります。英語の「You’re not right」にあたる表現です。
「Tengo razón」なら「私は正しい」という意味になります。
まとめ
今回はスペイン語で「否定する」時に良く使うフレーズを10個ご紹介しました。状況に応じて「厳しく」言うか、「やんわり」と言うかを使い分けてみてください。