英語の「light」、実は意味がたくさんある?

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「light」と聞くと、まず思い浮かぶのは「光」や「明かり」かもしれません。でも、この単語にはほかにもいろいろな意味や使い方があって、とても多面的なんです。

まず基本的な名詞の意味は「光」。「Turn on the light.(電気をつけて)」のように使いますね。動詞として使えば「to light a candle(ろうそくに火をつける)」のように「点火する」という意味になります。さらに形容詞では「軽い」や「淡い」という全く別の意味も持ちます。「This bag is light.(このカバンは軽い)」や「light blue(淡い青)」のように使えます。

面白いのは、こうした意味の広がりが、実は歴史的には別々の語源から来ていることです。「光」の「light」はゲルマン系の言葉から来ていて、古英語では「lēoht」と綴られていました。一方、「軽い」の「light」は別の古英語「liht」から発展したもので、偶然同じスペルに落ち着いたんです。だから「光」と「軽い」は同じ単語に見えても、もともとは無関係だったんですね。

さらに派生的な意味もあります。「light meal」といえば「軽食」、「light sleeper」といえば「眠りの浅い人」というように、日常表現でもよく登場します。

このように「light」は一つの単語で複数の概念を表す、いわば「意味の重なり」を体験できる単語です。英語にはこうした「偶然の一致」からできた多義語がたくさんあります。ちょっとした背景を知っておくと、辞書に並ぶ意味の多さも不思議さではなく、面白さに変わってくるかもしれませんね。

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