今回のフレーズは「Big fish eat little fish」です。
「Big fish eat little fish」は、直訳すると「大きな魚が小さな魚を食べる」となりますが、実際には「強者が弱者を支配する」「弱肉強食」という意味になります。
このフレーズは、強い者が弱い者を支配する状況を表現しています。
例えば、競争の激しい業界について、大企業が小さなスタートアップ企業を買収する場面で、「In the business world, it’s often a case of big fish eat little fish.(ビジネスの世界では、大企業が小さな企業を買収することがよくある)」と言うことができます。また、小さな会社が大企業に買収されたときに「The big corporation bought the small startup, showing that big fish eat little fish.(大企業が小さなスタートアップを買収し、強者が弱者を支配することを示している)」と言うこともできます。
「big fish eat little fish」の由来は文字通り、自然界の食物連鎖の法則からきています。大きな魚は小さな魚を捕食し、生態系のバランスを保っています。この法則が転じて、社会やビジネスの世界でも強者が弱者を支配するという意味で使われるようになりました。弱肉強食の概念は古くから存在しますが、「big fish eat little fish」というフレーズに関しては、16世紀の画家であるピーテル・ブリューゲル(父)の1556年の絵画『Big Fish Eat Little Fish(魚は小魚を食べる)』で広く知られるようになりました。
まとめると、「Big fish eat little fish」は、文字通り「大きな魚が小さな魚を食べる」という意味ですが、強者が弱者を支配することを指します。このフレーズを使うことで、権力や強さの不均衡を表現することができます。
この「Big fish eat little fish」を使って、強者と弱者の関係を表現する場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
強者が弱者を支配する。弱肉強食。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。