今回のフレーズは「At the end of my rope」です。
「At the end of my rope」は、直訳すると「ロープの端にいる」となりますが、実際には「もう限界」「もう我慢できない」「万事休す」という意味になります。
このフレーズは、限界点に達してもう耐えられない状況を表現しています。
例えば、仕事が山積みの場合に、「I’m at the end of my rope with this project.(このプロジェクトにはもう限界だ)」と言うことができます。また、仕事で疲れ切っている場合に、「I’ve been working non-stop for weeks, and I’m at the end of my rope.(何週間も休まずに働いていて、もう限界だ)」と言うことができます。
「at the end of my rope」の由来は、馬や牛などがつながれたロープの端に達すると、これ以上先に進むことができない、という状況からきています。この比喩は人間にも応用され、忍耐やエネルギーを使い果たしてしまった状態を表します。この表現は17世紀頃のアメリカで生まれましたが、イギリス版では「at the end of my tether」で、同じ意味を持っています。「tether」は「つなぎ綱」のことで、比喩的に「限界」や「範囲」などを意味します。
まとめると、「At the end of my rope」は、文字通り「ロープの端にいる」という意味ではなく、限界に達してもう我慢できない状態を表すイディオムとして使われています。このフレーズを使うことで、自分の限界やストレスの度合いを相手に伝えることができます。
この「At the end of my rope」を使って、自分の限界やストレスの状況を共有する場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
ロープの端にい。もう限界。もう我慢できない。万事休す。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。