Born with a silver spoon in one’s mouth.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#350

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Born with a silver spoon in one’s mouth」です。

直訳すると「銀のスプーンを口にくわえて生まれる」となりますが、実際には「裕福な家庭に生まれる」という意味になります。

このフレーズは、特に経済的に恵まれている人や、生まれながらにして多くの特権を持っている人を指すときに使われます。

例えば、裕福な家庭に生まれた人に、「He was born with a silver spoon in his mouth.(彼は裕福な家庭に生まれた)」と言うことができます。また、成功している人の背景を説明するときに、「She didn’t have to struggle much; she was born with a silver spoon in her mouth.(彼女はあまり苦労する必要がなかった。彼女は裕福な家庭に生まれたから)」と言うこともできます。

「Born with a silver spoon in one’s mouth」の由来は、銀のスプーンが富と地位の象徴とされていたことにあります。特にヨーロッパでは、銀の食器を使うことが上流階級や裕福な家庭の証とされていました。このことから、裕福な家庭に生まれた子供が「銀のスプーンを口にくわえて生まれる」と表現されるようになりました。「silver spoon」には「銀のスプーン」という意味だけでなく、比喩的に「富」も意味します。ほかの言語にも同様の表現は存在し、例えばスペイン語やポルトガル語では「黄金のゆりかごに生まれる(born in a gold cradle)」という表現があります。

まとめると、「Born with a silver spoon in one’s mouth」は、文字通り「銀のスプーンを口にくわえて生まれる」という意味ではなく、裕福な家庭に生まれた人を指すイディオムとして使われています。このフレーズを使うことで、生まれつき恵まれた環境や特権を表現することができます。

この「Born with a silver spoon in one’s mouth」を使って、裕福な背景や生まれつきの恵まれた状況を説明する場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Born with a silver spoon in one’s mouth.
銀のスプーンを口にくわえて生まれる。裕福な家庭に生まれる。
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