If it ain’t broke, don’t fix it.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#76

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「If it ain’t broke, don’t fix it」です。

「If it ain’t broke, don’t fix it」は、直訳すると「壊れていなければ、修理するな」となりますが、実際には「問題がないなら手を加えるな」「現状に満足していれば変更する必要はない」という意味になります。

このフレーズは、現状がうまくいっている場合、不必要な変更や改良を加えるべきではないことを表現する際に使われます。

例えば、現在のシステムが順調に動いているときに、「Our current process works well, so if it ain’t broke, don’t fix it.(現在のプロセスがうまくいっているから、手を加える必要はない)」と言うことができます。また、ある会社が特定の広告戦略を成功させている場合、「Our marketing strategy may seem outdated, but if it ain’t broke, don’t fix it.(私たちのマーケティング戦略は古くさいかもしれませんが、うまくいっているので修正する必要はありません)」と言うこともできます。ほかにも、製品のデザインが顧客に好評で変更の必要がない場合、「Customers love our design, so if it ain’t broke, don’t fix it.(顧客が私たちのデザインを気に入っているので、変更する必要はない)」と言うこともできます。

「if it ain’t broke, don’t fi」の正確な起源は不明ですが、アメリカ南部の方言に由来し、20世紀初頭に生まれたと考えられています。実業家であり元予算管理局長(ジミー・カーター政権)のバート・ランス(Bert Lance)が、記者会見でこのフレーズを使ったことで広く知られるようになりました。この言葉は、もしも何かがうまく機能していたり期待通りだったりするなら、修理や変更を試みないように勧めています。なぜなら、それが問題を解決するのではなく、むしろ新たな問題を引き起こす可能性があるからです。

まとめると、「If it ain’t broke, don’t fix it」は、文字通り「壊れていなければ、修理するな」という意味ではなく、現状に問題がなければ変更や改善を行うべきではないことを指します。このフレーズを使うことで、現状のままで十分であることを強調することができます。

この「If it ain’t broke, don’t fix it」を使って、現状維持が最善であると判断する場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

If it ain’t broke, don’t fix it.
壊れていなければ、修理するな。問題がないなら手を加えるな。
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