忙しい時って言語学習の時間がなかなか取れなくて困りますよね。そんな時にオススメしたい解決方法が、日常生活に学習言語を取り入れることです。
具体的には、①ながら作業、②隙間時間の有効活用、③周囲のものにラベルをつける、という方法です。どの方法も面倒くさがりな私でも実践出来ている方法なので、参考程度にお読みいただければ幸いです。
ながら作業で言語を学ぶ
1つ目の方法は、ながら作業で言語を学ぶことです。
例えば、私は夕飯の時間にNetflixやYouTubeで外国語の動画を見ることにしています。
見る動画は気軽に見ることができる短めのもので、英語や外国語の字幕を表示しています。忙しくてまとまった時間が取れなくても、ながら作業なら気軽にできますよね。
例えば英語を聞き流すとしても、本を読みながらでは集中するのは困難です。どちらかが疎かになってしまいます。「食事×動画」や「お風呂×音楽」など、両立しやすい作業がおすすめです。
また、楽しみながら学べる教材だとやる気も継続し記憶に定着しやすいと言われています。例えば、学習に動画を利用すると、学習者のやる気や集中力の向上に繋がると指摘している記事もあります。
参照:“The 6 Best Sources of Language Learning Videos on the Internet” FluentU
忙しすぎると疲れて勉強する気力が湧かなかったり、同時に何かするのすら面倒くさく感じてしまうこともあるので、私もなるべく楽しめる教材を選んでいます。例えば、ながら作業の時にYouTubeで学習動画をがっつり見るのは少し疲れてしまうので、海外の料理番組や動物や自然系のドキュメンタリーを見るようにしています。これなら苦にならずに毎日言語に触れることができます。
言語学習は簡単なことでも、出来ることから始めたいですね。
隙間時間を有効活用する
2つ目の方法は、隙間時間の有効活用です。
電車に乗っている間、バスを待っている間、授業が始まる前など、日常生活を見直すと空いている時間って結構ありますよね。
ながら作業のように「何かと一緒に行う」というよりかは、無駄な時間の再利用です。たとえ数分でも、毎日続ければ「塵も積もれば山となる」です!
「これから何をしようかな?」と、その都度考えていては時間がもったいないですし、一日に使える決定力や意志力は有限とも言われています(ただ、最近は否定する研究も多いようです)。そのため、毎回勉強メニューを考えるだけでもエネルギーを無駄に浪費してしまいます。
隙間時間はこれをやる!と機械のように行う方が良いと思います。毎日読み進められる単語帳や、短い時間でも勉強できる単語アプリ、毎日の学習時間が測定できる学習アプリなんかもオススメです。
周囲のものにラベルをつける
3つ目の方法は、周囲のものにラベルを付けることです。
例えば冷蔵庫に、英語なら「refrigerator」、スペイン語なら「refrigerador」と書いたラベルを貼っておきます。冷蔵庫を開ける時に自然と目にすることになるので、簡単に反復学習ができてしまいます。
学習の基本は反復です。
ラベルに書いた単語と関連のある単語や動詞を追記するのもおすすめです。「スペイン語の効率的な学習は関連付け」という記事でも紹介しましたが、よく使う単語動詞や、関係のある単語をまとめた覚えた方が記憶に定着しやすくなります。
例えばラベルにrefrigerator(冷蔵庫)と書いたのなら、冷蔵庫に関連する以下のような単語を追記するのも良いかもしれません。
- 冷蔵:cold storage
- 冷凍庫:freezer
- 冷凍食品:frozen food
- 食料で一杯:full of food
- 〇〇が空っぽ:〇〇 is empty
- 〇〇が開けっ放し:leave 〇〇 opne
冷蔵庫に何もない時に「The refrigerator is empty!」、冷蔵庫が開けっ放しの時に「Don’t leave the refrigerator open!」なんて言うのも練習になりますね。
ある程度覚えたら剥がして他の単語をつけてみてください。物だけでなく、関連する動詞や形容詞まで含めれば、家の中にあるものだけでもかなりの語彙になります。
ラベルを貼るのは面倒くさいかもしれませんが、一度貼ってしまえば後は見るだけで勉強になるので、労力を使うのは最初だけです。
布団や観葉植物などには貼りづらいですが、その時は壁に貼ってください。
まとめ
今回は、「忙しい時におすすめの言語学習方法」についてご紹介しました。
その方法は学習言語を日常生活に取り入れることです。
- ながら作業で言語を学ぶ
- 隙間時間を有効活用する
- 周囲のものにラベルをつける
忙しい時はながら作業で言語に触れるのがおすすめです。例えば夕飯の時に外国語の動画を視聴するなど、毎日楽しみながら外国語に触れるとより継続できます。
隙間時間を言語学習に有効活用してみてください。言語学習アプリを起動するなど、やることは予め決めておくと悩む時間と労力を節約できます。
家の中にある身近なものにラベルをつけるのもおすすめです。関連する単語も追記すればかなりの語彙を学ぶことができます。一度貼ってしまえば後は見るだけで勉強になるので、面倒くさいのは初めだけです。
私は「語学は如何に習慣化できるか」が肝心だと思っています。たまに勉強するだけでネイティブのように外国語を話せる魔法なんてありませんからね。今回ご紹介した方法が、皆さんの語学の習慣化に繋がれば嬉しい限りです。
最後までお読みいただきありがとうございました。