今回のフレーズは「All’s well that ends well」です。
直訳すると「終わり良ければ全て良し」となります
このフレーズは日本語でもお馴染みですが、途中でどんな困難や問題があっても、最終的に上手くいけば全てうまくいったことになる、という意味になります。
例えば、プロジェクトが困難を乗り越えて成功したときに、「We faced many challenges, but all’s well that ends well.(多くの困難に直面したが、終わり良ければ全て良し)」と言うことができます。また、苦労の末に試験に合格した際に、「It was a tough journey, but all’s well that ends well.(大変な道のりだったが、終わり良ければ全て良し)」と言うことができます。
このフレーズの由来は、17世紀のウィリアム・シェイクスピアの同名の戯曲『終わり良ければ全て良し』(All’s Well That Ends Well, 1623年頃)によって広く知られるようになりました。この作品では、困難な状況を乗り越えて最終的に幸せな結末を迎える物語が描かれています。一説では、シェイクスピアがこのフレーズの起源とされていますが、それより以前の13世紀頃から存在していたようです。
まとめると、「All’s well that ends well」は、文字通り「終わり良ければ全て良し」という意味で、物事の最終的な結果が良ければ、その過程での困難や問題は重要ではないという考え方を表現しています。このフレーズを使うことで、最終的な成功の重要性を強調することができます。
この「All’s well that ends well」を使って、困難を乗り越えて成功を収めた場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
終わり良ければ全て良し。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。