言語学習にはさまざまな方法がありますが、類義語から学ぶことも1つの方法です。そこで今回は「類義語を学ぶメリット」についてご紹介します。皆さんの言語学習の一助になれば幸いです。
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単語が覚えやすくなる
類義語を学ぶことで、単語を覚えやすくなり、また忘れにくくなるというメリットがあります。
例えば、think(考える)の類義語には、consider(熟考する)、believe(信じる/思う)、deem(~だと考える)、guess(推測する)などがあります。thinkよりも深く考える場合はconsider、より確信がある場合はbelieveを使う、というような具合です。
似ている意味の単語を関連付けて覚えることで、他にもこのような言い方があったなと、思い出すきっかけになります。記憶は忘れてしまうこともありますが、思い出せないだけの場合も多いですよね。類義語と一緒に覚えることで、ゼロから思い出すよりも手がかりがあるので、単語を思い出しやすくなります。
語彙力が向上する
類義語を学ぶことで、語彙数を増やすことができます。
例えば、say(言う)と似ている意味の英単語には、state(述べる)、refer(言及する)、convey(伝える)、assert(断言する)、mumble(もぐもぐ言う)など、言い方によってさまざまな表現があります。
類義語といっても、それぞれの意味やニュアンスは微妙に異なります。そのため、状況に応じて、より適した表現を使うことができるようになり、言葉選びが豊かになります。色々な単語を使い分けると、ちょっと賢くみえるのもメリットかもしれませんね。
表現力が豊かになる
類義語を学ぶことで、表現がより豊かになります。
例えば、joyful(嬉しい)の代わりに、ecstatic(有頂天の)という類義語を使うことで、極度に嬉しい状態を表すことができます。他にも、satisfied(満足した)やimpeccable(申し分のない)などを使うことで、「思い通りで不満がない」という、より具体的なイメージを表現することができます。
会話やレポートなどで同じ単語を何回も使うと、文章が淡泊になってしまうことがありますが、類義語を使用することで、繰り返しを避けることができます。また、より多彩な表現が可能になるので、文章をより面白くするのに役立つかもしれません。
コミュニケーション力が向上する
類義語を学ぶことは、コミュニケーションスキルの向上にも欠かせません。
例えば、sad(悲しい)より、depressed(落胆した)やdepressive(憂うつな)を使用した方が、より深刻な悲しみの状態を伝えることができます。
類義語を効果的に使い分けることで、適切な表現が可能になり、より鮮明なイメージを相手に伝えることができます。それによって、お互いの気持ちや状態が理解しやすくなりますし、コミュニケーションの正確性や質を向上することができます。
まとめ
今回は、言語学習において、類義語を学ぶメリットについてご紹介しました。
類義語を学ぶこと出れられるメリットには、次のような例があげられます。
- 単語が覚えやすくなる
- 語彙力が向上する
- 表現力が豊かになる
- コミュニケーション力が向上する
英語の類義語集もまとめているので、英語学習の参考になれば幸いです。