今回は「ポジティブな単語を学ぶメリット」をご紹介します。ポジティブな言葉は、人を前向きな気持ちにさせるだけでなく、モチベーションや記憶力を上昇させるなど、実に多くのメリットをもたらします。みなさんの語学や生活の一助になれば幸いです。
ポジティブだと記憶力が向上する
感情と記憶に関する研究は数多くありますが、その1つに「ポジティブな状態では記憶力が向上する」という研究結果があります。
この研究では、参加者に「A」か「D」の成績をランダムに与え、それによってポジティブかネガティブな感情を引き起こし、その後に聞いた物語の記憶力を測定しました。その結果、ネガティブな気分の人は覚えが悪かったのに対し、ポジティブな気分の人は物語全体をより記憶していた、ということが分かりました。
この研究は、あくまで1つの結果に過ぎませんが、一般論としても、ポジティブな気持ちの時の方が、勉強や作業は捗りますよね。ポジティブな単語をたくさん学んで、たくさん使って、気分だけでなく記憶力も高めたいですね。
学習のモチベーションが上がる
ポジティブな単語を学ぶと、学習が楽しくなり、モチベーションの向上に繋がります。
例えば、「Wonderful!」や「Fantastic!」のようなポジティブな単語は、人を励まし、前向きな気持ちにさせてくれますよね。自分自身を肯定的に捉えることができ、自己肯定感を高めることもできます。人間は連想する生き物なので、ネガティブな単語や例文ばかりだと、気分が落ち込んでしまうこともあります。先ほどの研究でも紹介した通り、ネガティブな感情は記憶力を悪化させるので、結果的に、モチベーションも下がってしまいます。
もちろん、ネガティブな単語も学習には必要ですが、気持ちやモチベーションを高めてくれるポジティブな単語を優先的に学びたいですね。
相手と良好な関係を築ける
ポジティブな単語を学ぶことで、相手と良好な関係を築くのに役立つ単語を知ることができます。
例えば、pleasant(楽しい)やgrateful(感謝する)などのポジティブな単語を使用することで、相手との対立を減らし、お互いの信頼や親密度を高めることができます。多くの人は、disgusting(むかつく)より、delightful(楽しい)と言われた方が嬉しいですよね。
コミュニケーション能力が上がる
ポジティブな単語を学ぶことは、自身のコミュニケーション能力の向上に繋がります。
印象の良い単語を使って、相手と良好な関係を築くことができれば、コミュニケーションが円滑になりますし、会話する機会も増加するかもしれません。結果的に、自身のコミュニケーションスキルを向上することもできます。
まとめ
今回は、言学において、ポジティブな単語を学ぶことで得られるメリットについて紹介しました。
ポジティブな単語を学ぶことで得られるメリットは多岐にわたります。
- 記憶力が向上する
- 学習のモチベーションが上がる
- 相手と良好な関係を築ける
- コミュニケーション能力が上がる
言葉には私たちの感情や思考を左右する力があり、その言葉を使うことで、脳を活性化することもできます。ネガティブな単語は、脳にストレスや不安などの負の感情を引き起すこともあるので、なるべく普段から肯定的な言葉を使うことを心掛けたいですね。