このご時世、日本でスペイン語を学習する方も多いのではないでしょうか。
勉強するにしても参考書や単語帳ばかりでも飽きてしまいますよね。そこで今回は、「日本で出来るおすすめのスペイン語の勉強方法」についてご紹介したいと思います。私も日本に居る時は今回ご紹介する方法で勉強しているので、ご参考程度にお読み頂ければと思います。
ネットでスペイン語動画を見る
1つ目の方法は、YouTubeなどでスペイン語の動画を見ることです。
楽しみながら気軽に実践できる点がおすすめの理由です。モチベーションを継続させるには、楽しいことと結びつけるのも1つの方法だからです。音楽、スポーツ、映画など、学習と組み合わせるジャンルを自分で選択できる自由度もあります。
学習動画なら「Learn Spanish in ○○ minutes」のように、英語でスペイン語を教えている動画もおすすめです。2つの言語を同時に勉強(復習)できますし、英語とスペイン語は似ている部分もあるので比較しながら勉強することも出来ます。逆に、スペイン語で英語を教えている動画も、リスニングの練習になりますし、スペイン語目線の解説が新鮮で面白いと思います。
英語とスペイン語の動画なら、例えば最近私は「superholly」というチャンネルを見ています。
Yotubeチャンネル:「superholly」
https://www.youtube.com/c/superholly
チャンネル登録者数:約431万人(2021年8月現在)
SuperhollyさんはアメリカのYouTube Starで、スペイン語と英語のバイリンガルなんだそうです。英語やスペイン語の動画を始め、学習動画もアップされています。英語とスペイン語のバイリンガルは世界中に沢山いるので、是非お気に入りのチャンネルを見つけてみてください。
ネットの動画を学習に活用するもう1つのメリットは、実際の会話が聞けることです。私は南米に6年間住んでいますが、以前辞書の例文をそのまま使って「ちょっと言い方が固いし古いね」と言われたことがあります。日本語でも5年か10年くらい経てば使わなくなる表現ってありますよね。もう令和なので「平成言葉」も過去のものになりつつあります。
YouTubeを聞き流しすることでリスニング力の向上も期待できます。英語でもスペイン語でも、聞き取れない単語が多いのならインプット不足が原因かもしれません。私もよく海外のネット動画を流しっぱなしにしていますが、最近はテレビをつけている時間より長いかもしれません。テレビと違い、動画を視聴するまでの準備に時間がかかるのがネックですが、視聴専用のパソコンを用意したり、テレビのモニターに繋いで置けばそこまで面倒くさくないと思います。
YouTubeのメリットは基本的に無料で視聴できることです。費用が掛からないので、試そうと思えば気軽に実践することができます。
スペイン語圏のレストランに行く
2つ目の方法は、スペイン料理やラテンアメリカ料理のレストランに行くことです。
料理や文化を学ぶことも歴とした言語学習の1つですし、生活に不可欠な「食」を通じて言葉を学ぶことで、学んだ語彙をより身近に感じることができるからです。
私も最近は行けていませんが、以前は良く南米料理のお店を探して行っていました。道で偶然遭遇することは殆どないので、基本的に事前に探しています。お気に入りのメニューはセビッチェやチュペ・デ・カマロネスです。おすすめの南米料理なので、まだトライしたことがない方はぜひ一度食べてみてください。
店主の方がネイティブの場合、スペイン語でお話しできるのもメリットですね。私も昔良く通っていたペルー料理屋さんに行った時は、お客さんがあまりいない時間帯にスペイン語でよくお話をしていました。お客さんが少ないとお店の人と気軽に会話できるメリットがありますが、日本人にはあまり知られていないということでもあるので少し悲しいですね。お客さんもラテンアメリカ出身の人がほとんどでしたし、現在は残念ながら休業してしまいました。
お店は「スペイン料理」が圧倒的に多いですが、ラテンアメリカのお店も大使館の近くや町全体がコミュニティになっている地域ではよく見かけます。例えば群馬県の大泉町は、住民の2割はブラジルやペルー出身の方や日系の方です。私も訪れたことがありますが、スーパーなどでは南米の食品が売られていて、海外にいる気分に少しだけなれます。
お店によってはイベントや交流会のチラシを配布していることもあるので、そこから交友関係を広げるのも良いかもしれませんね。
私もコロナ禍が落ち着いたらまた訪れたいと思います。
スペイン語圏の知り合いを作る
3つ目の方法は、スペイン語圏の知り合いを作ることです。
誰かとコミュニケーションするために言語を学ぶのなら、実際に会話するのが最も実用的ですよね。なので話し相手を見つけることが近道だと思います。
身近にスペイン語圏の知り合いがいない場合は、SNSやアプリなどで知り合いを作るのも1つの方法だと思います。最近はコロナ禍で海外に行く機会が減っているので、SNSでの交流が活発ですよね。むしろネットでの交流の方が多くなっているかもしれません。
「知り合いを作るのはまだちょっと・・」という方は、SNSでネイティブのやり取りを見るだけでも話し方の勉強になります。ただ、ネットの会話はスラングが多いことがデメリットかもしれません。いくつか例をあげてみます。
- ¿Qué tal? → q tal?
- ¿Por qué? → pq?
良くあるのが「何」を意味する「Qué」が「q」だけになってしまうことです。慣れてしまえば簡単かもしれませんが、スラングだらけの会話文だと、意味を理解するのに時間がかかってしまうかもしれません。
オンラインレッスンを受講する
最近では英語だけでなくスペイン語のオンラインレッスンも豊富になっているようです。身近にスペイン語圏の知り合いがいない場合は、オンライン授業を利用するのも1つの方法かもしれません。
- スパニッシュオンライン
- ウノドストレス
- スパニッシモ
- パソ・ア・パソ
- VAMOS
- ECCオンライン
私は残念ながらスペイン語のオンラインレッスンは利用したことはありませんが、「DMM英会話」は使ったことがあります。名前の通り英語がメインですが、ラテンアメリカ出身の講師も多いのでスペイン語も通じますし、陽気な方も多いので楽しく勉強できました。
英語もスペイン語も勉強している場合なら「DMM英会話」も良いかもしれませんね。講師も自由に選択できますし、何より値段も比較的に安いです。
「DMM英会話」を利用して思ったことは、利用するならしっかりとプランを立ててから受講したいということです。ネット授業は好きな場所で気軽に利用できるのがメリットです。ただ、レッスン料を払って「ただのお喋り」だけで終わってしまうのなら、費用がもったいないと思うからです。
始める前に「何が学べるのか」「何を学びたいのか」を明確にしておく必要があります。私も何も考えずに英会話の授業の時間になり、ただの会話で終わってしまったことがありました。今日は「動詞の活用形について学びたい」「観光で使える例文を学びたい」など、勉強することを始めに決めておくと良いと思います。
言語を学んでいるということは「いつか使う」ことを念頭に置いていると思いますが、ただのお喋りなら「いつか出来る」ことなので、お金を払う価値があるのかどうかをしっかり天秤にかけてから判断したいですね。
アプリを利用する
スペイン語に関するアプリを利用するのも1つの方法です。
「NHKゴガク 語学講座」などの語学アプリを始め、「Google News」などの多言語で見れるニュースアプリまで選択肢は幅広いです。
アプリを利用するメリットはいつでもどこでも気軽に使えることだと思います。パソコンだと使う場所の制限や起動するまでの時間などのデメリットがありますが、スマホはどこでもいつでも簡単に使えます。
アプリのデメリットは目が悪くなることでしょうか。私は最近視力が低下しているので、ニュースなどはなるべくパソコンの大きな画面で見るようにしています。スマホかパソコンかは個人の好みやライフスタイルによると思います。
普段スマホをゲームなどに使っていて時間がもったいないと感じているのなら、スペイン語に関するアプリをいれることで、相対的にゲームの時間を減らすのも良いかもしれません。
まとめ
今回は「日本にいる時にできるスペイン語の勉強方法」についてご紹介しました。
- ネットでスペイン語動画を見る
- スペイン語圏の国のお店に行く
- スペイン語圏の知り合いを作る
- オンラインレッスンを受講する
- アプリを利用する
個人的におすすめなのはスペイン語の動画を見ることですが、知り合いでもオンラインレッスンでも、会話する機会も必ず作りたいですね。
皆さんに合った勉強方法をぜひ見つけてみてくださいね。