happyとhappinessの意味と使い方の違い│例文つき

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今回は、英単語のhappy(ハッピー)とhappiness(ハピネス)の意味と使い方の違いについて、例文を含めて解説します。

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happyとhappinessの違い

happyとhappinessの大きな違いは品詞使い方です。

  • happy(形容詞)
    幸せな、嬉しい、楽しい、満足した
  • happiness(名詞)
    幸福、幸せ、喜び、満足

happyは形容詞で、「幸せ、嬉しい、満足した」などの意味があります。形容詞なので、例えば、I am happy with you.(あなたと一緒で幸せです)のように、be動詞などの動詞と組み合わさったり、He is a happy person.(彼は明るい人です)のように名詞の前に置かれます。

happinessは名詞で、「幸福、喜び、満足」などの意味があります。名詞なので、例えば、Happiness is important in life.(幸福は人生において大切です)のように、主語の役割を持ったり、Money can’t buy happiness.(お金で幸せは買えない)のように目的語の役割を持ちます。一般的に「幸せな状態そのもの」を表す傾向があります。

happinessの語尾の-nessは名詞を作る接尾辞で、抽象的な「性質」や「状態」を表しています。happyが英語になったのは14世紀後半で、happinessは16世紀頃に「幸せな精神状態」を表す言葉として、happyより後に英語になりました。そのような背景からも、古くから日常的に使われているのがhappy、幸せな状態を表すために後から造語されたのがhappinessだということが分かります。

参照:happiness (n.) – Etymonline

要するに、日常会話において、幸せな気持ちを表現する場合には形容詞の「happy」を、幸せな感情そのものを言い表す場合には名詞の「happiness」を使う傾向があります。

ただし、文脈や状況によって使い分けが異なることもあるため、必ずしもそうとは断言できません。大きな違いは「品詞」と「品詞の違いによる使い方」です。

日本語でも同じように、形容詞の「幸せ」が一般的で口語的なのに対して、名詞の「幸福」はより深くて重いイメージがありますよね。会話において、名詞の幸福(happiness)を使うことで、意味をより強調させるという使い方もあります。
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happyとhappinessの例文

ここではhappyとhappinessを使った例文を紹介します。どちらも大まかな意味は同じですが、品詞が異なるため、使い方が異なります。

happyを使った例文

happyは形容詞なので、be動詞などの動詞と組み合わさったり、名詞代名詞の前に置かれます。また、makeやfeelなどの動詞や、withやaboutなどの前置詞と組み合わさるなど、多様な文法的な使い方があります。

  • I am happy with you.
    あなたと一緒で幸せです。
  • I am happy with my job.
    私はこの仕事に満足しています。
  • I am happy to see you.
    あなたに会えて嬉しいです。
  • I’m happy about that.
    それを嬉しく思います。
  • It was a happy occasion.
    それは幸せな出来事だった。
  • He is a happy person.
    彼は明るい人です。
  • She was happy to hear the good news.
    彼女は良い知らせを聞いて喜んだ。
  • My friends and family make me happy.
    友達や家族は私を幸せにしてくれる。
  • I feel happy when I’m with you.
    あなたと一緒にいると幸せを感じる。

happinessを使った例文

happinessは名詞なので、主語目的語の役割を持ちます。be動詞だけでなく、 findやbringなどのような様々な動詞と組み合わさります。

  • Happiness is important in life.
    幸福は人生の中で大切なものです。
  • Happiness is a state of mind.
    幸せとは心の状態です。
  • Money can’t buy happiness.
    お金で幸せは買えない。
  • She finally found her happiness.
    彼女はついに自分の幸せを見つけた。
  • He found happiness in his family.
    彼は家族の中に幸せを見出した。
  • May the new year bring you happiness.
    新しい年があなたに幸せをもたらしますように。
  • Smiles bring happiness.
    笑顔は幸せを運んでくる。
  • Her laughter brought happiness to those around her.
    彼女の笑い声は、周りの人を幸せにした。
  • True happiness comes from within.
    本当の幸せは内側からやってくる。
  • The book is about the pursuit of happiness.
    その本は幸福の追求について書かれています。

happyとhappinessの例文を比較してみると、それぞれの使い方の特徴がより明確になっています。

あくまで傾向にすぎませんが、日常生活における「幸せ」はhappyが、「幸せそのもの」はhappinessが使われています。

また、happinessは、長期的な(持続的な、生涯の)幸せといった意味合いで使用されることが多くあります。例えば、pursuit of happiness(幸せの追求)などの使い方です。ただし、例文にはありませんが、moment of happiness(瞬間的な幸せ)のように、短期的な幸せを表すこともあるで、意味の違いを一概には断定できません。それぞれの意味は、文脈や他の語との組み合わせで決まるので、happyとhappinessの違いで確かに言えることは、「品詞」と「品詞の違いによる使い方」と言えます

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