英語の接尾辞-ateの意味・役割・由来について

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今回は英語の接尾辞-ateの意味と由来をご紹介します。

語尾が-ateで終わる英単語」についてはこちらでまとめています。

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接尾辞-ateの意味と由来

接尾辞の-ateは、ラテン語に由来する接尾辞で、以下のような意味を持っています。

  • 動詞(~する/させる)
    例: create (創造する)
  • 形容詞(~のある)
    例: accurate (正確な)
  • 名詞(~の職務)
    例: candidate (候補者)
  • 名詞(化合物)
    例: nitrate (硝酸塩) 

参照:-ate – Etymonline-ate – Wiktionary

-ateは動詞を作る接尾辞という認識が多いようですが、動詞形容詞名詞など様々品詞を作ります。語源はどれもラテン語で過去分詞・形容詞・抽象名詞を作る-atus(女性は-ata, 中性は-atum)に由来しています。

語源: 英語-ate ← 中英語-at ← ラテン語-atus/-ata/atum

もともと、英語では動詞から形容詞を作るために使われていましたが、名詞や動詞にも使われるようになりました。

例えば、separateには「別の、別個の」という形容詞の意味だけでなく、「離す、離れる」という動詞の意味もあります。他にも、moderateは「節度のある、穏健な」という意味の他に、「穏健な人、温和主義者」や「やわらげる、やわらぐ」という意味もあります。本来、separateはラテン語のseparatus(動詞separareの過去分詞)に由来するのですが、形が変わることなく動詞としても使われています。

英語:separate (形, 動) ← ラテン語:separatus (形), separare (動)

英語は同じ単語に複数の品詞が含まれることが多いので、品詞を区別するのがややこしいですね。

言語学では、別の品詞にも変化することを品詞転換(conversion)と呼んでいますが、他の言語と比べても、英語は品詞転換が多い稀有な言語です。この理由の1つとして、英語がこのようなラテン語由来の単語を、形を変えることなく使っていることがあげられます。他の欧州言語を学習している場合は、少し厄介な現象かもしれません。

ただ、英語は「配置の言語」とも呼ばれているように、配置や語順に比べると、語形はそれほど重要ではないようです。例えば、ラテン語から派生したフランス語やスペイン語では、1つの動詞に96(6人称×16時制)の活用形があります。そう考えると、語形が単純で、配置で意味が決まる英語は、分かりやすい言語と言えるのかもしれませんね。

話がそれてしまいましたが、-ateは複数の品詞を作ります。動詞になった単語の多くは、ラテン語の動詞の過去分詞から作られることが多く、形容詞的な意味を引き継いでいることがあるので注意が必要です。

形容詞と動詞がある-ate
  • alternate = 交互の、交替する
  • animate = 命のある、元気づける
  • coordinate = 同等の、調整する
  • separate = 別の、離す
  • moderate = 節度のある、和らげる

複数の品詞とはいえ、意味はほとんど似ているので覚えやすいですね。

-ateは他にも職務や化合物に関する名詞も作るなど、高い汎用性を持っています。動詞を作る-izeや、形容詞を作る-bleのように、単語だけでは品詞がわからないので、品詞問題が多いTOEICなどでは特に気をつけたい接尾辞ですね。

接尾辞の意味と由来

ate, en, er, id, le, tion, ty, y

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