英語の接尾辞-leの意味・役割・由来について

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今回は英語の接尾辞-leの意味と由来をご紹介します。

語尾が-leで終わる英単語」についてはこちらでまとめています。

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接尾辞-leの意味と由来

接尾辞-leが持つ意味と由来は凡そ以下の通りです。

  • 名詞(小さい・道具)
    例: handle (取っ手)
    語源: 中英語-el ← 古英語 -el/-il/-ol/-ul/ ← ゲルマン祖語-ilaz
    同族: ドイツ語-el、オランダ語-el
  • 動詞(反復・繰り返し)
    例: sparkle (きらきら光る)
    由来: 中英語-len/-elen/-lien ← 古英語-lian ← ゲルマン祖語-lona
    同族:ドイツ語-eln、オランダ語-elen
  • 形容詞(傾向)
    例: middle (真ん中の)
    由来: 中英語-el/-le ← 古英語-el/-ol ← ゲルマン祖語-ulaz
    同族: ドイツ語-el、オランダ語-el

参照:-le – Etymonline-le – Wiktionary

接尾辞の-leは、名詞・動詞・形容詞を作りますが、どれもゲルマン語に由来する接尾辞です。

-leの1つ目の役割は、「小さい・道具」を表す名詞を作ることです。例えば、hand(手)+ leでhandle(取っ手)のような単語です。名詞を作る-leは、1150~1500年まで話されていた中英語では-elと表記されていました。例えば、handleはhandel、puddleがpodelです。現在でも、-elで終わる単語もいくつかあります。例えば、barrel(樽)、chapel(礼拝堂)、gravel(砂利)、shovel(シャベル)、towel(タオル)、tunnelトンネル)、vessel(容器)などの単語です。ただ、今では-elで終わる単語は稀で、-leで終わる傾向が多いようです。

ややこしいことに、-leは名詞以外にも動詞と形容詞も作りますが、実は中英語ではそれぞれ別のスペルでした。例えば、先ほど紹介したhandle(取っ手、手を触れる、扱う)は、中英語では名詞はhandelでしたが、動詞はhandlenでした。英語になってどちらもhandleになってスペルが統一されてしまったわけです。英語は1つの単語に複数の品詞が含まれることが多いですが、このようなケースが多いことも一因のようです。

-leの2つ目の役割は、「反復・繰り返し」を表す動詞を作ることです。例えば、spark(火花)+ leでsparkle(きらきら光る)のような単語です。

-leの3つ目の役割は、「傾向」を表す形容詞を作ることです。あまり数はありませんが、例えば、brittle(もろい)や nimble(素早い)のような単語です。-leで終わる単語には、gentle(優しい)やample(広い)などもありますが、これらはラテン語由来の単語のため、接尾辞の-leとは関係ないようです。どの単語がどの接尾辞に当てはまるのかは、それぞれの語源を確かめないといけませんし、辞書によっても説明が異なるので少し厄介です。例えば、gentleはラテン語のgentilisに由来するので、どちらかというとラテン語由来の接尾辞-ileと同族になります。

接尾辞の意味と由来

ate, en, er, id, le, tion, ty, y

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