接頭辞(prefix)とは?意味や役割をわかりやすく解説

bird

英語を学んでいると、「接頭辞(prefix)」という言葉を耳にすることがあります。接頭辞とは、単語の最初の部分のことで、単語の意味を変えたり、補足したりする重要な役割があります。

この記事では、「接頭辞の意味と役割」と「よく使われる接頭辞」について紹介します。

ごがくねこ
ごがくねこ

接頭辞を覚えると、知らない単語の意味が推測でき、語彙力のアップにもつながりますよ。

「接頭辞一覧」や「接頭辞別の単語集」は、以下のリンクで紹介しています。

英語学習に役立つ接頭辞一覧 50選+@
英語学習に役立つ接頭辞(prefix)を一覧でまとめました。英単語は、接頭辞、接尾辞、語根のように、…
 語頭から覚える英単語集 (約3000単語)
すべての接頭辞 (全43種) を開く

a ab ad an auto be co contra de dis en equi ex extra for fore hyper in inter mid mini mis mono multi ob out over para per poly post pre pro re sub super syn tele trans tri un under uni up 一覧 単語カード

スポンサーリンク

接頭辞とは何か?

接頭辞(せっとうじ)とは、単語の頭の部分のことです。単語を構成する接辞(affix)の1つです。最初に付けることで、単語の意味を変える役割を持っています。

たとえば、英語の「careful(注意深い)」という単語に「un-」という「否定」の接頭辞を付けると、「uncareful(不注意な)」という意味になります。このように、接頭辞を使うことで、元の単語に新しい意味を加えたり、意味を変えたりすることができます。

英語では、接頭辞のことを「prefix(プレフィックス)」と言います。「prefix」は、ラテン語の「praefixus(前に付けられた)」から派生した言葉です。「prae-」は「前」を意味し、「fixus」は「固定された」という意味です。つまり、「praefixus」は「前に固定された」という意味合いがあり、接頭辞が単語の最初に「固定される」ことを表しています。

単語の後ろの部分は、「接尾辞(suffix)」と言います。

関連 接尾辞の意味や役割とは?
関連 英語の接尾辞一覧

接頭辞にはどんな役割があるのか?

接頭辞には、単語に新たな意味を加えたり、元の意味を変えたりする役割があります。

ここでは、接頭辞の主な役割をいくつか紹介します。

意味を反対にする

接頭辞の「un-」や「dis-」を付けることで、単語の意味を反対に変えることができます。たとえば、「happy(幸せ)」に「un-」を加えると「unhappy(不幸)」となり、意味が否定的になります。

数量や程度を表す

接頭辞の「bi-」や「multi-」は、数量や程度を表しています。たとえば、「bicycle(二輪車)」や「multilingual(多言語を話す)」といった単語で使われています。

時間や順序を表す

接頭辞の「pre-」や「post-」は、時間的な順序を表すのに使われます。たとえば、「preview(事前に見る)」や「postscript(追伸)」のように、出来事の前後関係を表現します。

方向や位置を表す

接頭辞の「in-」や「sub-」は、場所や方向を表すのに使われます。たとえば、「inside(内部)」や「submarine(潜水艦)」などの単語に見られます。

ごがくねこ
ごがくねこ

このような接頭辞の役割を覚えることで、知らない単語の意味を推察しやすくなり、読解力や語彙力を向上させることができます。

よく使われる英語の接頭辞を覚えよう!

ここでは、よく使われる英語の接頭辞をいくつか紹介します。

接頭辞 意味
un- 否定・反対 unhappy(不幸せな)、unfair(不公平な)
dis- 否定・分離 dislike(嫌う)、disconnect(切断する)
in- 否定・内部 invisible(見えない)、incomplete(不完全な)
mis- 間違い misunderstand(誤解する)、misspell(綴りを間違える)
re- 再び redo(やり直す)、rewrite(書き直す)
pre- preview(試写)、predict(予測する)
inter- 間・相互 international(国際的な)、interact(相互作用する)
sub- 下・副 subway(地下鉄)、submarine(潜水艦)
ex- 外・元 exit(出口)、exhale(息を吐く)
over- 過剰・上 overwork(過労)、overcome(克服する)

そのほかの接頭辞は以下のリンクで紹介していますので、そちらも参考にしてください。

英語学習に役立つ接頭辞一覧 50選+@
英語学習に役立つ接頭辞(prefix)を一覧でまとめました。英単語は、接頭辞、接尾辞、語根のように、…
 語頭から覚える英単語集 (約3000単語)
すべての接頭辞 (全43種) を開く

a ab ad an auto be co contra de dis en equi ex extra for fore hyper in inter mid mini mis mono multi ob out over para per poly post pre pro re sub super syn tele trans tri un under uni up 一覧 単語カード

接頭辞を学ぶメリットと英単語の覚え方

ここでは、接頭辞を学ぶメリットや、接頭辞を使った英単語の覚え方を紹介します。

接頭辞を学ぶことは、英語学習においていくつかのメリットがあります。まず、英単語の意味を予測しやすくなることです。たとえば、「dis」が「否定」であることを知っていれば、「disagree」の意味が予測しやすくなります。「agree(賛成)」の反対であることがわかるので、「disagree(賛成しない)」の意味が直感的に理解できるからです。このように、接頭辞を理解していると、初めて見る単語でも意味を予測しやすくなります。

また、語彙力を効率的に向上させることができます。たとえば、「re-(再び)」という接頭辞を知っていれば、「rebuild(再建する)」や「reopen(再開する)」といった単語を簡単に理解できるだけでなく、その理解をもとに、他の単語にも応用することができます。これにより、単語ごとに覚える手間が省け、関連する単語を効率よく習得することができます。

接頭辞を活用した英語の学習法も効果的です。単語を暗記する際は、単独で覚えるのではなく、接頭辞ごとに関連する単語をまとめて覚える方法が効率的です。たとえば、「pre-(前)」という接頭辞を覚えた際には、それを使った単語(preview, predict, predate)を一緒に学ぶことで、意味をしっかり理解しながら、効率的に語彙を増やすことができます。

まとめ

この記事では、接頭辞の意味と役割について解説し、よく使われる英語の接頭辞を紹介しました。

接頭辞とは、単語の最初に付け加えられる要素で、意味を変えたり補足したりする役割があります。接頭辞を覚えることで、知らない単語の意味を推測しやすくなります。また、単語を暗記する際は、接頭辞ごとにまとめて覚えることで、英語の理解が深まり、効率よく語彙を増やすことができます。

これから英語を学ぶ際は、単語の意味だけでなく、接頭辞にもぜひ注目してみてください。

ごがくねこ
ごがくねこ

接頭辞の知識を活用することで、よりスムーズに英語を身につけることができますよ!

英語学習に役立つ接頭辞一覧 50選+@
英語学習に役立つ接頭辞(prefix)を一覧でまとめました。英単語は、接頭辞、接尾辞、語根のように、…
 語頭から覚える英単語集 (約3000単語)
すべての接頭辞 (全43種) を開く

a ab ad an auto be co contra de dis en equi ex extra for fore hyper in inter mid mini mis mono multi ob out over para per poly post pre pro re sub super syn tele trans tri un under uni up 一覧 単語カード

スポンサーリンク
英語学習におすすめの本

英語学習におすすめの本を紹介します!

「金フレ」として知られる『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』は、最も定番のTOEIC対策書です。シンプルで効率的に単語を学ぶことができ、日常的な英語力の向上にも役立ちます。初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しており、何度も繰り返し使えるので復習にも最適です。➡詳しく見る

一億人の英文法』(一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法)は、英文法を「感覚」や「イメージ」で学べる本。理論的な説明ではなく、ネイティブスピーカーの直感的な感覚に基づいた解説が特徴です。実際の会話で役立つ文法を学べるため、英語を「話すため」の文法を重視している方に最適です。学習者に親しみやすい口語体で、堅苦しくなく、楽しく進められます。➡詳しく見る

英語耳』(英語耳 発音ができるとリスニングができる)は、英語のリスニング力を向上させたい方向けの本です。英語の音の変化や発音のポイントを理解することで、リスニングスキルを高めることができます。ネイティブが実際に使う音の連結や省略、イントネーションを学べるため、リスニングだけでなくスピーキングにも役立ちます。英語の「音」に慣れたい方向けの一冊です。➡詳しく見る

「英語 参考書」をAmazonで検索する

雑学・コラム
\ シェアする /
タイトルとURLをコピーしました