「amazed at」と「amazed by」はどちらも同じような意味なので、使い分けが難しいですよね。そこで今回は、英語の質問フォーラムやサイトの情報をもとに、amazed atとamazed byの意味の違いと、どちらが一般的に使用されるかについて紹介します。
amazed atとamazed byは、驚きを表す熟語もしくはコロケーションで、日本語では「~に驚く/驚かされる/びっくりする」などと訳されています。
英語の説明では、どちらもほぼ同じ意味だとされることもありますが、以下のような違いもあります。
- amazed at
⇨ 特定の出来事や行動に対する驚き - amazed by
⇨ 一般的でより広範囲な驚き
出典:What is the difference between “amazed at” and “amazed by”? – English Language & Usage Stack Exchange
出典:What is the proper usage of “amazed at” vs. “amazed by”? – Quora
興味深いですね。
いくつかの例文をReverso Contextで比較してみると、確かに、amazed atの方がその時の驚きを表現しています。例えば、I was amazed at the unexpected result.(私は予想外の結果に驚いた)は、特定の出来事に対する驚きとしてatが使われています。この例文では、amazed byよりamazed atの方が適しています。
一方、amazed byはより一般的で広範な驚きを表現しています。例えば、I was amazed by the beauty of the sunset.(私は夕日の美しさに感動した)は、単なる驚きではなく、幅広い感情を含んでいます。日本語訳も、byの時は「驚いた」以外の言葉も使われています。
イメージで覚える「大西英語」によれば、前置詞のatのイメージは「点」なので、amazed atは「目を点にして驚く」というイメージで覚えるのもいいかもしれませんね。
どっちがより使われているかに関しては、amazed atの方が一般的に使われています。
amazed atとamazed byの使用頻度
Google Ngram Viewerによれば、何百年も前からamazed atの方が使用されているようです。
ただ、Quoraを見てみると、amazed byの方が一般的であると主張する方もいます。どちらがより使われるのかは、国や地域によって異なるので、断言はしづらいところですね。
参照:What is the proper usage of “amazed at” vs. “amazed by”? – Quora
まとめると、amazed atとamazed byは、どちらもほぼ同じような意味と使い方を持っていますが、わずかな意味の違いがあります。基本的に、amazed atは特定の出来事に対する驚きを表現しています。一方、amazed byは一般的で広範囲な驚きを表現しています。また、より使われるのはamazed atですが、地域によってはamazed byの方が使われることもあります。