スペイン語に由来する外来語|音楽・生活

タンゴスペイン語の外来語

スペイン語に由来する外来語は、食べ物や地名だけでなく、スペインやラテンアメリカ・カリブ地域の文化から発展した独自の音楽、娯楽、遊戯、習慣など多岐に渡ります。今回は音楽・生活全般のスペイン語の外来語の意味・語源・由来についてご紹介します。

日本語になった外来語一覧
ドイツ語オランダ語ポルトガル語|フランス語 生活食べ物お菓子芸術|スペイン語 生活食べ物気象地名国名動物
 日本に外来語が伝わった経緯・歴史
ドイツ語オランダ語フランス語ポルトガル語
スポンサーリンク

ウノ UNO

UNO(ウノ)はスペイン語やイタリア語の「1」に由来します。 1971年にアメリカで考案されたカードゲームの名称で、手札が一枚の時に「ウノ」と宣言することから名付けられそうです。

カスタネット Castañuelas

カスタネットはスペイン語で「小さな栗」を意味する「castañeta」に由来します。スペイン語で「castaña」は「栗」のことです。 なぜ栗が語源なのかは諸説あり、栗の形をしているから、栗の木から作られたから、などの説があります。

ゲリラ Guerrilla

ゲリラはスペイン語で「小さな戦争」を意味する「guerrilla」に由来します。スペイン語で「戦争」を意味する「guerra」に、「小さいこと」を意味する指小辞「-illa」を付けた単語です。 1804年から1809年まで続いた「スペイン独立戦争」に、スペイン人とポルトガル人がナポレオン軍に対して行った「小規模の軍事行動」をゲリラと呼んだことに由来します。

サルサ Salsa

サルサはスペイン語の「ソース(salsa)」に由来します。ソースのサルサのように「色々なジャンルが混ざった」ことから名付けられたそうですが、諸説あるようです。 サルサは、ラテン語の「塩辛い(salsus)」や「塩(sal)」が語源ですが、調味料といえば塩だったことに由来するそうです。

スポンサーリンク

シエスタ Siesta

シエスタはスペインなどで取られている「お昼の休憩(siesta)」のことです。語源をさかのぼると、ラテン語で「6時間目」を意味する「hora sexta」にします。これは日の出から数えて6時間後、つまり正午の時間帯を指します。 昼寝だけでなく、日中の暑さを避けるために取り入れられた習慣で、スペイン以外にも多くのラテンアメリカの国で導入されています。

シャボン玉 Pompa De Jabón

シャボン玉は「石鹸」を意味する中世スペイン語の「xabón(シャボン)」やポルトガル語の「sabão(サボン)」に由来します。 現代スペイン語で石鹸はjabón(ハボン)ですが、16世紀頃はxabón(シャボン)と呼ばれていました。そのため、発音的にはポルトガル語よりスペイン語の方が近いかもしれません。

タンゴ Tango

タンゴはスペイン語の「太鼓、ドラム(tambor)」や、ニジェール・コンゴ語の「踊る(tamgu)」などに由来する説がありますが、定説はありません。 18世紀頃にイベリア半島で発祥され、その後スペイン植民地に伝わりました。アルゼンチン・タンゴが有名です。

ドン Don

ドンはスペイン語で「男性名の前につける尊称」の「Don」に由来します。語源をさかのぼると、ラテン語の「主、マスター」を意味する「dominus」に由来します。 例えばセルバンテスの小説『ドン・キホーテ』のドンもこの意味です。アメリカ英語では「ボス・首領」という意味でも使われています。女性に対しては「ドーニャ(Doña)」を使います。

プラザ  Plaza

プラザはスペイン語で「広場」を意味する「plaza」に由来します。語源をさかのぼると、俗ラテン語の「正方形(plaza)」やラテン語の「中庭(platea)」に由来します。 英語でも使われていて、元々は「スペイン系アメリカ人の町」のことを指したそうです。「pla~」は「広がり」という意味があり、place(場所)、plant(植物)、plate(皿)などとは同根語です。

スポンサーリンク

プラチナ Platina

プラチナはスペイン語で「小さな銀」を意味する「platina」に由来します。「」を意味する「plata」と「小さい」を表す指小辞「-ina」を合わせた言葉です。 18世紀頃にスペイン人が発見した「銀に似た白色の金属」のことを「ピント川の小さな銀(platina del Pinto)」と呼んだことに由来します。別名の「白金」はオランダ語のwitgoudに由来し、witは「白」、goudは「金」を意味します。

フラメンコ Flamenco

フラメンコは、スペイン語で「フランドルの~、フラメンコの」を意味する「flamenco」に由来します。 フランドルはオランダ南部、フランス北部、ベルギー西部にかけての地域で、英語の発音は「フランダース」です。ただ、フラメンコはフランドルとは関係なく、なぜこの名前で呼ばれているのかは不明だそうです。フラメンコはスペイン・アンダルシア地方に伝わる民族舞曲です。

マエストロ Maestro

マエストロはスペイン語やイタリア語で「先生、巨匠」を意味する「maestro」に由来します。習い事の先生や芸術家の師匠に対する敬称として使われます。英語のマスター(master)は同じ語源の「同根語」兼「二重語」です。

マスカラ Mascara

マスカラは「マスク」を意味するスペイン語の「máscara」やイタリア語の「maschera」に由来します。祖先のラテン語では「魔女」のことを「mascara」と呼んでいたこともあるそうです。英語の「mask」は同根語で、フランス語から伝わりました。

マッチョ Macho

マッチョはスペイン語で「雄の、男っぽい」を意味する「macho」に由来します。英語の「male(男性)」や「masculine(男性の)」などと同根語です。

スポンサーリンク

マングローブ Mangle

マングローブはスペイン語の「mangle」やポルトガル語の「mague」に由来します。語源には諸説あり、アメリカ先住民言語のアラワク語の言葉や、東南アジアのマレー語の「海岸の樹木の総称」を意味するmangi-mangi(マンギ・マンギ)に由来する説などがあります。

語源も多様ですが、分布も広域で、アフリカ大陸、インド亜大陸、オセアニア、カリブ海、東南アジア、南北アメリカ大陸などで見られます。日本では沖縄県や鹿児島県にも分布しています。漢字は紅樹林、英語はmangroveで、集合体はmangrove thicket(マングローブ林)です。

ルンバ Rumba

ルンバ(rumba)は、キューバのスペイン語の「パーティー、酒宴(rumbo)」に由来します。スペイン語の「rumbo」は「針路」を意味する言葉です。 ルンバはキューバの大衆音楽ですが、アイロボット社の自動掃除ロボットの名前にもなっています。

ロデオ Rodeo

ロデオはスペイン語で「迂回、囲い」を意味する「rodeo」に由来します。動詞は「回る、囲む、家畜を集める」を意味する「rodear」です。 暴れ馬に乗ってカウボーイの腕前を競う競技で、スペインやメキシコの放牧の際に生まれた習慣です。

スポンサーリンク

まとめ

今回は「スペイン語の外来語(音楽・生活全般)」の意味・語源・由来をご紹介しました。紹介した単語の中にはスペイン語だけが語源ではないものもありますが、日本語にはスペイン語経由、もしくはスペイン語の発音で伝わったため「スペインの外来語」に区分しています。

日本語になった外来語一覧
ドイツ語オランダ語ポルトガル語|フランス語 生活食べ物お菓子芸術|スペイン語 生活食べ物気象地名国名動物
 日本に外来語が伝わった経緯・歴史
ドイツ語オランダ語フランス語ポルトガル語
タイトルとURLをコピーしました