今回は「最も使われる英語の動詞ランキングTOP25」をご紹介します。
このランキングは、オックスフォード・イングリッシュ・コーパス(Oxford English Corpus, OEC)に集積されている20億以上の英単語をもとに分析したものです。OECは、言語研究や辞書作成に利用されている英語のデーターベースで、さまざまな媒体(小説や新聞、雑誌、ウェブサイト、メールなど)の英文から構築されています。
英語で最もよく使われている動詞ランキングTOP25
Oxford English Corpusによれば、最も使われている動詞はbeでした。以下はランキングTOP25です。
No. | 英語 | 日本語 |
1 | be 動詞 | です |
2 | have 動詞 | 持っている |
3 | do 動詞 | する |
4 | say 動詞 | 言う |
5 | get 動詞 | 手に入れる |
6 | make 動詞 | 作る、…にする、…させる |
7 | go 動詞 | 行く |
8 | know 動詞 | 知っている |
9 | take 動詞 | 取る |
10 | see 動詞 | 見る、会う、理解する |
11 | come 動詞 | 来る、起こる、達する |
12 | think 動詞 | 考える |
13 | look 動詞 | 見る |
14 | want 動詞 | 欲しい |
15 | give 動詞 | 与える |
16 | use 動詞、名詞 | 使用する、使用 |
17 | find 動詞 | 見つける |
18 | tell 動詞 | 話す、伝える |
19 | ask 動詞 | 尋ねる |
20 | work 名詞、動詞 | 仕事、働く |
21 | seem 動詞 | …のように思われる |
22 | feel 動詞 | 感じる、触る |
23 | try 動詞 | 試す |
24 | leave 動詞 | 去る |
25 | call 動詞 | 呼ぶ、電話する |
出典:“The OEC: Facts about the language” Oxford Dictionaries
トップ25にランクインされている動詞は、基本的な動作を表すものがほとんどでした。
また、ほかの語と組み合わさることが多いのも特徴です。そのような単語は複合語や熟語と呼ばれますが、動詞+前置詞/副詞の組み合わせは句動詞、自然な組み合わせはコロケーションとも呼ばれています。例えば、5位にランクインされているget(手に入れる)は、以下のような組み合わせで使われています。
- get up:起きる、起こす
- get out:外に出る、降りる
- get along with:…と仲良くする
- get a raise:昇給する
- get chills:ゾッとする
- get a shock:ショックを受ける
さまざまな組み合わせがありますね。そのほかのコロケーションや句動詞は下記のリンクでまとめています。
また、そのほかの特徴として、doやgoのように、2~4文字くらいの短い単語が多いようです。英単語の平均文字数は4.7文字なので、短くて言いやすい単語がよく使われるようです。
これらの結果から分かることは、使う状況が限られている難しい動詞を覚えることも大切ですが、基本的な単語をしっかりと使いこなす方が重要だということです。

シンプルな単語のほうがよく使われるというのは嬉しい情報ですね。このような頻度分析は、英語研究だけでなく、英語学習にも役立ちます。
そのほかの頻出英単語は下記のリンクでまとめています。